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由美 ゴレイ, リリック ソプラノ

ヴァイオリニストを父に、服飾デザイナーを母に持ち、六歳からバレーを習う。子供心にバレリーナを目指すが、ある時、声楽の神秘な世界に魅せられ、声楽の道を志す。一心の精進が実って、東京芸術大学声楽科に入学を果たす。

芸大卒業後、国際ロータリー財団の奨学金を得、ジュネーブ音楽院にてコンサートディプロムを習得。次いでミラノ、シュトゥットガルト、ザルツブルグ・モーツァルト学院で研鑚を積み、国際的コンテストにおける受賞は数回を数える。

チューリッヒ・オペラスタジオに所属し、オペラ初演はチューリッヒ・オペラ座、その後、ルツェルン・オペラ座、スイス客演オペラ座に出演。主な演目および配役としては、グルック『オルフェオとエウリディーチェ』の愛、チマローザ『秘密の結婚』のカロリーナ、ロッシーニ『機会は盗人を生み出す』のベレニーチェ、ロールツィング『密猟者』の男爵夫人など。

ス イス ラジオテレビ局の好評を博した音楽番組「瞑想」に由美ゴレイは数回にわたって出演、ハイドン『天地創造』、バッハ『マニフィカート』、モーツァルト 『戴冠ミサ曲』を歌う。その他ラジオ・テレビの音楽番組出演は今日まで数十回に及ぶ。あらゆる時代の作品をレパートリーとして持つが、とりわけモーツァル ト、フォーレやグリーグ等ロマン派の作品を愛唱する。

コンサート歌手として、礼拝曲とミサ曲に広いレパートリーを持つことで知られ、ソリストとして、スイス、ドイツ、ハンガリー、フランス、オーストリア(ザルツブルグ・モーツァルトコンサートに出演)で活躍、米国と日本ではリサイタルを開催している。

リサイタル歌手としては、タイトル・内容の全く違った七つのプログラムをレパートリーとして持つ。(「日本の歌」、「子守り歌に寄せる世界の名歌」、「動物達の輪の中で」、「世界のクリスマスの歌」等、その他。)日本語を母国語とし、チューリッヒで数ヶ国語の言語環境を反映して、ソプラノ歌手由美ゴレイの歌は13カ国の言語にわたり、リサイタルでは、聴衆より多大な反響を呼んでいる。

世 界中、あらゆる時代の作曲家による、マリアへのメロディを発掘して行く事を喜びとし、クリスマスには毎年、スイスの都市においてのアドヴェントコンサート の中で歌い、発表している。初のCD「アヴェ・マリア」に次いで日本の歌「たんきぽんき」そして3枚目には「子守歌に寄せる世界の名歌」を出版。